水泳の消費カロリーはなぜ驚異的?泳法別の数値とランニング比較

水泳の消費カロリーはなぜ驚異的?泳法別の数値とランニング比較

水泳の消費カロリーはなぜ驚異的?泳法別の数値とランニング比較について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

運動によるエネルギー消費量を客観的に算出する際、国際的な基準として用いられるのが「METs(メッツ:Metabolic Equivalents)」です。安静時(座って休息している状態)を1METsとし、その何倍のエネルギーを消費するかを示す指標であり、水泳の各種動作にも詳細な数値が定められています。

消費エネルギーの基本計算式は以下の通りです。

消費カロリー(kcal) = 1.05 × METs × 体重(kg) × 運動時間(時間)

水泳の体重別消費カロリー計算を行うと、同じ30分や1時間の運動であっても、体重や選択する泳法によって数値が劇的に変化することが分かります。以下は、国立健康・栄養研究所の「身体活動のメッツ表」をベースに算出した主要な泳法・強度のデータ一覧です。

運動種目・泳法運動強度(METs)30分消費(体重60kg)1時間消費(体重60kg)水中ウォーキング(通常の歩行)4.5 METs約142 kcal約284 kcal水中ウォーキング(大股・早歩き)6.8 METs約214 kcal約428 kcal平泳ぎ(ゆったりペース)5.3 METs約167 kcal約334 kcal平泳ぎ(しっかり泳ぐ・中強度)10.3 METs約324 kcal約649 kcalクロール(ゆっくり・楽なペース)5.8 METs約183 kcal約365 kcalクロール(速い・高強度ペース)10.0〜11.0 METs約315〜347 kcal約630〜693 kcalバタフライ(一般的な強度)11.0〜13.8 METs約347〜435 kcal約693〜869 kcal参考:ランニング(時速8.4km)9.0 METs約284 kcal約567 kcal

水中ウォーキングの消費カロリーは、陸上の通常歩行(3.0〜3.5 METs)の約1.5倍から2倍に達します。また、平泳ぎの消費カロリーやクロールの消費カロリーは泳ぐスピードによって強度が倍近く変化するのが特徴です。極限の筋力と持久力を要するバタフライの消費カロリーに至っては、1時間あたり800kcalを超える数値を叩き出します。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。