オレンジレンジ『花』が20年愛される理由と歌詞の真相【完全解剖】

オレンジレンジ『花』が20年愛される理由と歌詞の真相【完全解剖】

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2004年10月20日、ORANGE RANGEの通算8枚目のシングルとして世に放たれた『花』。この楽曲は、竹内結子と中村獅童が主演を務め、興行収入48億円を記録した社会現象的映画『いま、会いにゆきます』の主題歌として制作されました。

当時、夏フェスやチャートを席巻していた彼らに対する世間のイメージは「底抜けに明るい沖縄の若者たち」でした。しかし、映画制作サイドからオファーを受けたメンバーは、原作小説と映画のプロットを徹底的に読み込み、制作拠点の沖縄でスタジオに籠もりきりになって楽曲と向き合いました。当時の音楽誌インタビューにおいてリーダーのNAOTO(Gt)は「映画の切ないストーリーにただ寄り添うだけでなく、別れを受け入れた先にある希望を描きたかった」と語っています。

作詞・作曲のクレジットはバンド名義である「ORANGE RANGE」。メンバー全員でディスカッションを重ね、HIROKI・YAMATO・RYOの3MCがそれぞれのパートに自らの死生観や大切な人への想いを投影していきました。青春の勢いだけで疾走していたバンドが、アーティストとして決定的な成熟を遂げた瞬間が、まさにこの楽曲の誕生プロセスに凝縮されています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。