少年相撲の国際大会として定着した「白鵬杯」は、今や世界各地から次世代の才能が集まる一大イベントへと進化を遂げた。アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の少年少女が日本に集い、土俵の上で真剣勝負を繰り広げる光景は、数年前には考えられなかったスケール感である。
単なる親睦大会ではない。海外における相撲の普及は、伝統的な格闘技としてのポテンシャルを世界に示す試みでもある。白鵬自らが海外出張を重ね、現地のスポーツ団体や指導者と直接対話を重ねる裏舞台を取材すると、日本国内の枠組みを超えた「世界のSUMO」へ向けた強烈なビジョンが見えてくる。