昭和から平成にかけて活況を呈したハッピーロード大山商店街に大きな転機が訪れた背景には、東京都が主導する都市計画道路「特定整備路線補助第26号線」の事業化があります。この道路計画は木造住宅密集地域の防災性向上や緊急車両の通行路確保を目的としたものですが、計画ルートがちょうどハッピーロードのアーケード中央部を横切る形となっていました。
地元住民や商店主の間では長年にわたり景観保護や商店街の存続を訴える反対運動も展開されましたが、防災都市づくり推進計画に基づき用地買収と立ち退きが本格化。その結果、屋根付きアーケードの一部が物理的に撤去され、商店街が東西に分断される形となりました。さらに駅周辺の複数の街区(大山町クロスポイント地区など)において市街地再開発組合が設立され、老朽化した低層店舗を取り壊して大型タワーマンションを建設するプロジェクトが一体的に推進されたのが事の真相です。