江戸時代、平均寿命が40歳前後と言われた時代に、84歳の天寿を全うした異色の人物がいる。それが貝原益軒だ。福岡藩に仕えた儒学者であり、植物や薬物に精通した本草学者でもある彼は、83歳にして生涯の集大成となる著作を書き上げた。
益軒の真骨頂は、頭でっかちな理論に終始しなかった点にある。儒学の思想をベースにしつつも、自身の実践と客観的な観察を徹底的に融合させた。難解な漢文ではなく、市井の人々が読める平易な和文で記されたことで、刊行直後から空前のベストセラーとなったのだ。
江戸時代、平均寿命が40歳前後と言われた時代に、84歳の天寿を全うした異色の人物がいる。それが貝原益軒だ。福岡藩に仕えた儒学者であり、植物や薬物に精通した本草学者でもある彼は、83歳にして生涯の集大成となる著作を書き上げた。
益軒の真骨頂は、頭でっかちな理論に終始しなかった点にある。儒学の思想をベースにしつつも、自身の実践と客観的な観察を徹底的に融合させた。難解な漢文ではなく、市井の人々が読める平易な和文で記されたことで、刊行直後から空前のベストセラーとなったのだ。