事件後、全国に指名手配された末に逮捕された男に対し、法廷の場でどのような審判が下されたのか。水戸地方裁判所で開かれた公判では、被告の危険なドライブ行動と暴行の因果関係が厳しく追及された。裁判長は、高速道路上での停車行為が極めて致命的な事故を引き起こし得た危険性を指摘し、被告に懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
この事件を重く受け止めた警察庁と法務省は、従来存在しなかった悪質運転への直接的な罰則規定の整備へと急速に舵を切った。こうして実現したのが道路交通法改正であり、新たに「妨害運転罪」が創設されることとなった。他車の走行を妨害する目的での急ブレーキや車間距離の不保持、不必要なクラクションなどの行為に対して、即座に運転免許取り消しや懲役刑を科すことが可能になり、日本の交通法規は劇的な転換期を迎えた。