昭和の日本映画界を揺るがした日活ポルノの衝撃と現在の再評価

昭和の日本映画界を揺るがした日活ポルノの衝撃と現在の再評価

昭和の日本映画界を揺るがした日活ポルノの衝撃と現在の再評価の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

1971年、日活株式会社が成人映画への全面参入を発表した際、世間と映画界には巨大なショックが走った。当時は独立系プロダクションが低予算で製作するピンク映画がマーケットを拡大していた時期だ。日活はその流れを呑み込みつつ、自社の持つ本格的な撮影スタジオ、照明、プロの技術者陣、そして若手俳優たちをフル活用して「ロマンポルノ」ブランドを立ち上げたのである。

従来の安易な成人映画とは一線を画す、圧倒的な撮影美とドラマ性。映画館の看板から「青春」が消え、淫靡で濃厚な熱気が漂う中、映画界の権威や批評家たちは当初、これを単なる衰退の象徴と切り捨てた。だが、スクリーンから溢れ出る異常な熱量と表現の強烈さは、すぐさま本物の映画ファンたちの心を捉えて放さなくなった。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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