検索エンジンで「木村拓哉 子供」と入力すると、関連ワードに「息子」という単語が表示される現象が長年続いています。しかし、冒頭で述べた通り木村拓哉に息子は1人もいません。では、なぜこのような虚偽の情報が広まり、一部で信じ込まれてしまったのでしょうか。
取材データやネット上のログを辿ると、この誤情報は主に3つの要因が複雑に絡み合って形成されたことが判明しています。
第1に、結婚および出産初期における過度なメディア報道と憶測です。2000年の電撃結婚当時、木村拓哉は国民的人気グループSMAPのエースであり、工藤静香の妊娠・出産は連日トップニュースとして扱われました。長女の性別が公表される前の段階で一部タブロイド紙が「待望の男児誕生か」といった不確かな予測記事を掲載したことが、初期の誤解の引き金となりました。
第2に、ネット掲示板(5ちゃんねる等)やYahoo!知恵袋で拡散した「地方病院での目撃談」という都市伝説です。「岐阜県や静岡県、京都府の病院に木村拓哉の息子が入院している」「特定の難病やダウン症を患っているため隠されている」といった、全く根拠のない悪質な噂がチェーンメールやSNSの黎明期に急速に広まりました。大物芸能人のプライベートが不可侵であった時代特有の陰謀論的デマと言えます。
第3に、工藤静香の知人関係や親族の男児との混同です。工藤静香が親交のある友人家族の男の子と一緒にいる姿が週刊誌にキャッチされた際、「隠し子ではないか」「木村家の長男ではないか」と先走った憶測が一人歩きしました。現在では娘2人が堂々と顔出しで公の場に登場し、家族の歴史を自ら語っているため、息子の存在に関する噂は100%事実無根であると完全に証明されています。