話し合いによる解決が決裂した結果、舞台は法廷へと移りました。購入者側は車両代金の返還および損害賠償を求めて提訴。裁判の過程では、車体の安全性能、フレーム打刻の正当性、販売店側の点検義務が徹底的に争われました。
当時、大手バイク雑誌は広告主への配慮からこの問題を一切報じませんでしたが、草創期にあった個人ウェブサイトや2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を通じて情報が急速に拡散。「事故車隠蔽」「ネット告発対巨大企業」という構図でライダーコミュニティに凄まじい衝撃を与えました。
最終的に、裁判はレッドバロン側が車両の買い取りや実質的な損害を補償する和解条項を受け入れる形で決着を見ました。判決文の公開こそ限定的だったものの、事実上の原告勝訴に近い結末となったことで、ネット上には「告発側の主張の正しさが証明された」との認識が定着することになりました。