東条パインバレー閉鎖の真相と跡地の現在|名門消失の裏側を暴く

東条パインバレー閉鎖の真相と跡地の現在|名門消失の裏側を暴く

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営業終了後、多くのゴルファーが気に揉んでいるのが東条パインバレーゴルフクラブ 跡地の現在です。かつて絨毯のように整備されていたベント芝のグリーンや雄大なフェアウェイは、現在どうなっているのでしょうか。

現地を調査すると、クラブハウス周辺はフェンスで厳重に封鎖され、かつての入り口ゲートには関係者以外の立ち入りを禁止する警告看板が掲げられています。クラブハウス自体は解体・改修の準備段階を経て、コースエリアの広大な傾斜地では最新跡地利用の真相である太陽光発電パネルの設置工事が段階的に進められてきました。

ただし、計画は当初の青写真通りにすべて順風満帆に進んだわけではありません。兵庫県では「太陽光発電施設等と地域環境との調和に関する条例」が厳格化されており、特に山林開発や大規模な土地形状変更に対しては、土砂災害防止や景観保全の観点から地元自治体・地域住民とのシビアな合意形成が義務付けられています。加東市周辺でも、豪雨災害時の保水力低下を懸念する住民運動や調整池の設計見直し要請などが相次ぎ、工事スケジュールの遅延や設計変更が繰り返されてきました。

2026年現在、かつてタイガースファンやトップアマが歓声を上げた18ホールの空間は、黒いシリコンパネルが連なる無機質なインフラ用地へと姿を変えつつあります。自然と調和したスポーツの舞台が消え去り、産業用地へと置き換わっていく姿は、地方におけるゴルフ場ビジネスの転換点を痛烈に象徴しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。