「ゴールデンカムイ」アニメ完結 最終章の衝撃と原作との違い、評価を総括

「ゴールデンカムイ」アニメ完結 最終章の衝撃と原作との違い、評価を総括

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最終回で描かれたのは、金塊の隠し場所を記した「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を巡る争奪戦の結末である。原作同様、杉元とアシㇼパ、そして土方歳三率いる新撰組残党、鶴見中尉率いる第七師団、さらには尾形百之助ら多彩なキャラクターの思惑が五稜郭で激突する。

原作最終巻では、金塊を手にしたアシㇼパがアイヌの未来のためにその金を使うことを決意し、杉元は彼女のそばで生き続ける道を選ぶ。土方歳三は最期まで戦い抜き、鶴見中尉は自らの野望の果てに破滅する。尾形は父・花沢勇作との確執に決着をつけ、静かに命を落とす。アニメ版もこの骨格を忠実に踏襲した。

ただし、いくつかの点で原作とは明確な違いがある。編集部が確認した限り、主な相違点は以下のとおりだ。

比較項目原作漫画(最終巻)アニメ最終章編集部の見解・評価尾形百之助の最期自決に近い形で、狙撃による「視界の反転」演出とともに描写原作の「視界の反転」をアニメ独自の映像表現で再現。数秒間の無音演出が追加アニメならではの表現力が光った名場面。SNSでも絶賛の声が多数杉元とアシㇼパの関係性恋愛関係を明確にせず、「相棒」としての絆を強調エピローグで手を握り合うカットが追加され、やや踏み込んだ演出に原作ファンの解釈を尊重しつつ、アニメとしての余韻を残す巧みな改変最終回のラストシーンアシㇼパがアイヌの村で語り部となる後日談を収録アニメオリジナルで現代パートが追加。アイヌ文化の継承を象徴するカットで締めくくり原作の余韻を損ねず、現代へのメッセージを込めた完成度の高い結末土方歳三の最後五稜郭で壮絶な戦死を遂げる原作とほぼ同一。ただし最期の台詞が一部カットされ、表情芝居で魅せる構成に声優・中田譲治の演技力が光る。歴史ファンからの評価も高い

こうした丁寧な改変は、原作ファンからも概ね好意的に受け止められた。一方で、「原作の細かなエピソードが省略されすぎている」という声も一部で上がっており、特に単行本で描かれたキャラクターの過去回想シーンが最終章では大幅に短縮されている点については賛否が分かれている。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。