SNSや知恵袋などのコミュニティでは、「数千回挑戦しても色違いが出ない」「バグを疑うレベルで出現しない」という過酷な報告が散見されます。プレイヤーがこのような絶望的な状況に直面するのには、単なる運の偏りだけではない、システム設計上の明確な理由が存在します。
第一の理由は、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(BDSP)』における御三家固定リセットの極端な時間効率の悪さです。BDSPの序盤でヒコザルの色違いを粘る場合、ひかるおまもりの効果が乗らないため確率は完全な基礎値である4096分の1(約0.024%)となります。しかも、ソフト起動から選択、戦闘開始時のグラフィック確認まで1周あたり約1分30秒から2分を要します。数学的確率において、4096回の試行を行っても色違いに遭遇できない確率は約36.8%も残ります。1日2時間の作業を続けても数か月を要する計算になり、心理的限界に達して脱落するプレイヤーが続出する構造になっています。
第二の理由は、「色違いブロックルーチン(Shiny Lock)」の誤認です。過去に『ポケモンSV』で開催された「最強のゴウカザル」などの公式イベントテラレイドバトルでは、システム内部で色違いが出現しないよう完全に制御されています。この仕様を知らずにレイド周回で色違いを狙い続けてしまうケースが一定数見られます。
第三の理由は、『ポケモンSV』における環境整備の未達成と視覚的見落としです。SVで野生のヒコザルを出現させるには、DLC「ゼロの秘宝 後編・藍の円盤」のリーグ部にてポーラエリアの環境整備(3,000BPが必要)を完了させなければなりません。この前提条件を満たしていない場合はそもそも出現せず、さらにSVでは『レジェンズアルセウス』にあった「色違い出現時のシャキーンという効果音と光のエフェクト」がフィールド上で発生しないため、画面端に出現していた個体を見落としたまま通り過ぎてしまう事故が多発しています。