手に入りやすく脂身の少ない「牛もも肉(ブロック)」を使って、レストラン級の深い味わいを引き出すプロの仕込み手順と黄金比率を解説します。
【肉の下味付け:基本の黄金比率(肉400g分)】
・塩:小さじ1(肉の重量に対して約1.0%が理想)
・粗挽き黒胡椒:小さじ1/2
・すりおろしニンニク:小さじ1
・オリーブオイル:大さじ1(焼く際の油)
・お好みで:タイムまたはローズマリー(ハーブ類)
下味を擦り込む際は、塩を振ってから長時間放置すると浸透圧で肉の水分が抜けてしまうため、「焼く直前に塩・胡椒・ニンニクを肉全面にすり込む」のが肉汁を逃さないプロの鉄則です。フライパンを煙が出る直前まで強火で熱し、全面にしっかりとした焼き色をつけたら、余分な油を拭き取ってから耐熱袋に移します。
【肉汁を活用する3分特製オニオンソースのレシピ】
肉を休ませている間に、フライパンに残った旨味と密閉袋に溜まった肉汁(ドリップ)を使って絶品ソースを仕立てます。
・密閉袋内の肉汁:大さじ2〜3
・すりおろし玉ねぎ:1/4個分
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ2
・料理酒(または赤ワイン):大さじ2
・有塩バター:10g
・レモン汁:小さじ1/2(仕上げの引き締め用)
肉を焼いた後のフライパンにそのまま玉ねぎ、醤油、みりん、酒、肉汁を投入し、中火でひと煮立ちさせてアルコールと玉ねぎの辛みを飛ばします。とろみがついたら火を止め、冷たいバターを溶かし入れて乳化させ、仕上げにレモン汁を加えることで、濃厚でありながらキレのある極上ソースが完成します。