非公開コースのベールを剥がす存在として、インターネット黎明期から注目を集めてきたのが「マラソン追跡班」と呼ばれる有志コミュニティです。彼らは番組の妨害を目的とせず、純粋な情報解析と現地確認によって、ランナーの現在位置をほぼリアルタイムで可視化してきました。
特定の手法は年々高度化しています。放送画面にわずか数秒映り込む看板の電話番号市外局番、背後のガードレール形状、道路標識、送電線の張り方、コンビニチェーンの店舗配置などを瞬時に照合。数十人規模の現地ボランティアが候補地を確認し、X(旧Twitter)や専用掲示板に現在地の緯度経度をプロットしていく体制が確立されています。
彼らの追跡記録によって、給水所および休憩所の実態も克明に浮かび上がっています。休憩所は概ね5〜7kmおきに設定され、以下のような施設が利用されます。
- 自動車ディーラーやロードサイド店舗:夜間に営業を終えたショールームの駐車場やピット。
- 運送会社の配送デポ・倉庫:高いフェンスで囲まれ、外部の視線を遮断できる大型物流施設。
- 学校や公共施設の敷地:警備ゲートを閉鎖でき、救護テントや仮設トイレを設置しやすい区画。
目撃情報によると、休憩所内部ではアイシング、マッサージ、バイタルチェックが数分単位の厳密なタイムスケジュールで実施されており、過密な医療・トレーナー陣のサポートが敷かれています。