新幹線を安く利用しようとする際、過去の古い常識に囚われたまま行動して損をするケースが後を絶ちません。特に注意すべき2つの誤解を是正します。
① 金券ショップの新幹線格安チケットは過去の遺物
かつて新幹線を安く乗る定番だった「金券ショップの新幹線回数券」は、JR各社による回数券の相次ぐ廃止・ネット予約移行によって壊滅的な状況にあります。現在店頭に並んでいるのはJR各社の「株主優待割引券」が中心ですが、優待券自体の購入相場(時期により1枚数千円)を加味すると、長距離かつ繁忙期でなければ大きなメリットは出ません。数百円の節約のために実店舗へ足を運ぶタイムパフォーマンスを考慮すれば、公式ネット割引のほうが遥かに有利です。
② 片道だけの格安移動にパッケージツアーは使えない
旅行会社が展開する高割引率の日帰りプランは、基本的に「同一区間の往復利用」が必須条件となっています。「行きは新幹線、帰りは飛行機」「行きだけ新幹線を使って現地で知人の車に乗る」といった片道利用ではパック商品が成立しません。片道移動で確実に割引を受けるためには、JR東日本の「えきねっとトクだ値割引率(最大30〜35%引)」や、JR東海・西日本・九州の「スマートEX早特比較(EX早特21ワイドやEX早特7など)」を駆使するのが最も合理的な選択肢となります。