『でこぼこフレンズ』の魅力は、単なる知育アニメにとどまらない「シュールレアリスム的なユーモア」にあります。じょうろうが登場するエピソードでも、毎回決まったパターンを踏襲しながら、予想の斜め上を行く展開で笑いと驚きを生み出していました。
特にファンの間ででこぼこフレンズのじょうろうの名シーンとして語り継がれているのが、以下のシチュエーションです。
花に水をあげようと意気揚々と構えるものの、最初は注ぎ口から水がチョロチョロとしか出ません。じょうろうが「うーん」と踏ん張って力を込めると、今度は勢い余って頭のてっぺんのフタから豪快に噴水のように水が噴き出してしまうという展開です。最終的には花が元気いっぱいに咲き誇り、水しぶきの中に小さな虹がかかる美しいフィナーレを迎えます。
また、花に水をあげすぎて自分の体がぺちゃんこにしぼんでしまったり、カラカラに乾いて軽快な足音を立てながら扉の向こうへ帰っていったりする姿も印象的でした。自己を犠牲にしてまで他者を潤す健気さと、どこか抜けているコミカルな仕草の対比こそが、今なお語り草となっている決定的な理由です。