Q1:下顎呼吸が始まったら、すぐに家族を呼ぶべきですか?
A1:はい、至急連絡することをおすすめします。下顎呼吸が始まると、多くの場合は数時間から長くても1〜2日以内に旅立ちの瞬間を迎えます。会わせたい親族がいる場合は、迷わずこの段階で招集をかけてください。
Q2:酸素マスクを強く当てれば、下顎呼吸は治りますか?
A2:下顎呼吸は肺に酸素が足りないことだけが原因ではなく、脳幹の呼吸制御機能の低下によって起こるため、酸素流量を増やしても顎の動きが改善することは基本的にありません。むしろ強い送気配慮が本人の違和感になることもあるため、主治医や看護師の指示に従った流量管理が推奨されます。
Q3:喉からゴロゴロと音が鳴っているのは痰が詰まって苦しいからですか?
A3:これは「死前喘鳴(しぜんぜんめい)」と呼ばれ、喉の奥の筋力低下により唾液を飲み込めずに振動している音です。意識が低下している本人は苦痛を感じていないことがほとんどです。無理に吸引カテーテルを入れると粘膜を傷つけたり苦痛を与える場合があるため、側臥位(横向き)にして唾液を外に流すケアが基本となります。