「家にミシンがない」「夜間に作業したい」という方でも、浴衣リメイク甚平手縫いであれば十分本格的な一着に仕上がります。木綿の浴衣地は針通りが良く、布端が滑りにくいため、手縫い作業との相性が抜群です。
手縫いで仕立てる際、最も懸念されるのが「端処理のほつれ」と「耐久性」です。子供は動きが激しく、汗をかいて洗濯機で頻繁に洗うため、布端の処理には袋縫い(ふくろぬい)または折り伏せ縫いを採用します。布端を完全に内側へ包み込んで縫い合わせるため、ジグザグミシンやロックミシンがなくても、糸くずが一切出ない強固な縫い目が完成します。
さらに、着心地を大きく左右するのが甚平パンツ作り方ゴム通しの設計です。幼児用の甚平パンツは、お腹を締め付けず着脱しやすい「総ゴム仕立て」が基本となります。ウエスト部分を三つ折りにして縫う際、内側の目立たない位置に約1.5cmの縫い残し(ゴム通し口)を作り、通した平ゴム(幅1〜1.5cm)が内部でねじれないよう安全ピンを使って丁寧に引き込みます。ゴムの両端をしっかりと重ねて手縫いで「X字」に縫い留めれば、激しい動きでもゴムが裏返るストレスを防げます。
なお、乳幼児向けに小さなサイズを仕立てる場合は、ネット上で配布されているベビー甚平型紙無料のPDFデータを参考にするのも有効です。ただし、70〜80サイズなどのロンパース型甚平は股ぐりのスナップ留めなどカーブ処理が増えるため、まずは直線のみで作れるセパレート型(90〜100サイズ)から挑戦するのが最も挫折しにくいルートです。