「サブリナ」というタイトルは、オードリー・ヘプバーン主演の名作映画『麗しのサブリナ』からインスピレーションを受けています。しかし、映画のような華やかなロマンスを描いたものでは決してありません。
歌詞の中で繰り返される《愛が欲しい》という切実なフレーズは、他者からの承認を渇望しながらも、周囲に合わせて作り笑いを浮かべてしまう自分への激しい嫌悪感を歌っています。
当時のインタビューや自著・手記において、家入レオは「周りから求められる自分を演じることでしか居場所を見つけられなかった」「本当の自分を見失いそうだった」と述懐しています。心理学でいうところの「思春期におけるアイデンティティの危機」や「自己防衛のためのペルソナ(仮面)」の重圧に苦しんでいた彼女が、仮面を引き剥がして本質的な愛を掴み取ろうとした闘争の記録こそが、この歌詞の本質です。