日産フィガロが世界で異例の高騰!2026年最新相場と維持の真実

日産フィガロが世界で異例の高騰!2026年最新相場と維持の真実

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日本国内で街乗り用のコンパクトカーとして扱われていたフィガロが、なぜ世界的な投資・コレクション対象となったのか。その発火点は、伝統的にオープンカーと小型車文化が根付く英国にありました。日本と同じ右ハンドル・左側通行の交通環境であるイギリスにおいて、1990年代後半からフィガロの並行輸入が本格化。英国の街並みに溶け込むエメラルドやペールトーンの上品な佇まいは、現地のファッショニスタや文化人の心を瞬く間に捉えました。

英国フィガロオーナーズクラブの関係者は、現地メディアの取材に対して「フィガロは単なる移動手段ではなく、英国の伝統的なオースチン・ヒーレーやMGが持っていた『所有する喜びと愛嬌』を現代的な信頼性でパッケージした奇跡の車だ」と語っています。ミュージシャンのエリック・クラプトンやクリス・レア、さらには王族関係者までもが日常のアシとして愛用したことで、英国におけるフィガロの地位は「カルト的アイコン」として不動のものとなりました。

さらに決定打となったのが、アメリカにおける通称「25年ルール(Classic Car Import Exemption)」の適用です。製造から25年が経過した右ハンドル車の輸入規制が緩和された2016年以降、北米のカーコレクターが一斉に日本のオークション市場へ参入。これに近年の歴史的な円安トレンドが重なり、良質な国内個体が北米・欧州へ大量に買い付けられる構図が定着しました。国内の限定生産2万台という限られたパイが急速に縮小した結果、需要と供給の均衡が完全に崩れ、現在の記録的な相場高騰を生み出しています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。