カバーを無事に取り外した後は、目的の作業を安全に行い、正しくカバーを復元する必要があります。ここでは主要な3つのメンテナンス手順を整理します。
1. M.2 SSD増設時のポイント
PS5の底面カバーを外すと、長方形の金属製拡張スロットカバーが現れます。プラスドライバー(#1サイズ推奨)でネジを外し、カバーを開けてM.2 NVMe SSD(PCIe Gen4x4、ヒートシンク装着必須)を差し込みます。端子を斜め30度からしっかり奥まで挿入し、付属のスペーサーとネジで固定したら金属カバーを元に戻します。
2. ダストキャッチャーを活用したホコリ除去とファン清掃
PS5の内部フレームには、内部に吸い込まれた埃を集めるための「ダストキャッチャー(集塵用の穴)」が備わっています。カバーを開けた状態で、この三角形の穴に掃除機のノズルを当てて吸引するだけで、内部に溜まった大きなホコリの塊を安全に吸い出すことができます。冷却ファン周辺のホコリにはエアダスターを使用しても効果的ですが、ファンブレードに向けて過度に勢いよく空気を吹き付けるとファンが空転して発電現象(逆起電力)を起こすリスクがあるため、指や綿棒でファンを軽く押さえながら清掃するのが鉄則です。
3. カバーの戻し方と「はまらない」ときの対処法
作業完了後、カバーがうまく元に戻らないというトラブルも頻発します。初期型の場合は、取り外した位置よりも約2センチほど手前(底部側)にカバーを置き、スリットレールにフックがしっかり乗っていることを確認してから、本体前方に向かってカチッと手応えがあるまでスライドさせます。隙間が空いている状態で強引に押し込むとツメを押し潰してしまうため、レールに沿って水平に滑らせる感覚を意識してください。新型スリムの場合は、四隅のガイドピンを本体の穴に合わせて位置を決め、上から手のひらで均等に押し込むだけで「パチン」と収まります。