ネット上のコミュニティやSNSで長年議論が続く「東と西、結局どっちが美味しいのか?」という論争。編集部で東西両仕様を同時に調理し、ブラインドテストを含む詳細な食べ比べ検証を実施しました。
実食において最も顕著だったのは、一口目のインパクトと飲み干した後の印象差です。東日本仕様は、口に含んだ瞬間に鰹節の芳醇な燻香と濃口醤油の香ばしさがガツンと広がります。油揚げ麺の力強さに負けないスープの輪郭があり、白米と一緒に食べたくなる満足感があります。
対して西日本仕様は、一口目は穏やかながら、咀嚼するにつれて昆布特有のグルタミン酸の旨味がじわじわと舌全体を包み込みます。つゆを最後まで飲み干した際の塩分過多な重さがなく、お揚げから染み出す甘いだし汁との一体感は圧倒的でした。
SNSや大手掲示板の声を定量的に分析すると、ユーザーの評価には明確な傾向が見られます。
- きつねうどん部門:「だしの深みとお揚げの調和」を評価し、西日本仕様(W)を支持する声が約6割とやや優勢。
- 天ぷらそば部門:「そばにはキリッとした醤油と鰹だしのパンチが合う」として、東日本仕様(E)を推す声が約6割を占める。
すなわち、どちらか一方が絶対的に優れているのではなく、うどんは西、そばは東というように、料理の形態とだしの相性によって支持層が分かれるという結論が浮かび上がります。