第1101話における最大の衝撃は、王下七武海としての任務の傍ら、くまが東の海(イーストブルー)のゴア王国・フーシャ村を訪れていた事実の判明でした。革命軍のリーダーであるモンキー・D・ドラゴンが、かつて任務の合間に頻繁に東の海へ視線を向けていた理由を、くまはこの地で直感することになります。
森の中で鍛錬に励む幼きモンキー・D・ルフィ。体をゴムのように伸ばし、必死に「ゴムゴムの斧」を繰り出す少年の姿を、くまは木陰から静かに見守っていました。ゴムの性質を持つその戦い方は、バッカニア族に代々伝わる伝説の救世主「太陽の神ニカ」の躍動する肉体と酷似していました。
「まさか……ドラゴンの息子が」という確信とともに、くまの脳裏には幼少期に父から聞かされた解放の戦士の記憶がフラッシュバックします。このフーシャ村での遭遇こそが、のちにシャボンディ諸島で麦わらの一味を四散させ、彼らを新世界へ送り出すための修行期間を与えたくまの行動原理へと直接繋がる決定的な伏線となっています。