ネット上のレビューにおいて、時折見られる「サービスが素っ気ない」「ゆっくり寛げない」といったネガティブな感想には、店舗のコンセプトに対する認識のズレが関係しています。
大前提として、da ISAは日本の一般的な「高級イタリアンレストラン」ではなく、現地の日常に根付いた「トラットリア(大衆食堂)兼ピッツェリア」を忠実に再現した店舗です。ナポリ現地では、焼きたてのピッツァを仲間とワイワイ頬張り、食べ終えたら長居せずにサッと退店するのが粋なスタイルとされています。
山本氏が現地修行で体得した「本場の空気感と熱量」を東京に再現しているからこそ、過剰にかしこまった接客ではなく、手際よく出来立てを届けるスピーディーなオペレーションが徹底されているのです。この背景を理解していれば、「冷たい接客」ではなく「無駄のない下町の活気」としてポジティブに受け止めることができます。大切な記念日で静謐なムードを求めるデートよりも、気の置けない友人やパートナーと「本当に旨いピッツァを豪快に食べる」シチュエーションこそが真骨頂です。