本作の大きな魅力の一つが、物語の舞台となった岡山県の美しい風景です。オール岡山ロケに近い形で撮影が行われ、映画のヒットとともに多くのファンが訪れる聖地となりました。
特に象徴的なのが、尚志が麻衣にプロポーズを行い、映画のクライマックスでも登場する浅口市の「遥照山(ようしょうざん)総合公園」です。水島コンビナートの夜景が一望できるこの展望デッキは、現在も「恋人の聖地」として多くのカップルが訪れる名所となっています。
さらに、二人が実際に結婚式を挙げた岡山市北区の結婚式場「アフロディテ」や、過酷な入院生活が描かれた「岡山大学病院」、二人が日常を過ごした問屋町や西大寺の街並みなど、地域の温かい協力体制が映画のリアリティを支えました。岡山フィルムコミッションを中心とした官民一体のサポートがあったからこそ、土地に根ざした奇跡の息吹が映像に刻み込まれたのです。