最終回(第18話)のクライマックスにおいて、ヒロインのキム・インスク(本名:キム・ヘジン / かつての名:キム・マリ)と、彼女を救うために人生を捧げた弁護士ハン・ジフンは、あまりにも劇的な別れと決断の瞬間に直面します。
JKグループの総帥であるコン・スンホ会長は、グループの秘密資金やスキャンダルを握るインスクを社会的に抹殺し、海外へ強制追放(事実上の闇の処刑)を目論みます。用意されたのは、目的地すら定かではない一機のチャーターヘリコプターでした。インスクが一人でヘリに乗り込もうとしたその刹那、すべてを察知したジフンが駆けつけます。
ジフンは「あなたを一人にはさせない」と告げ、インスクの手を取り共にヘリへと搭乗しました。激しい雷雨と濃霧が立ち込める悪天候の中、離陸したヘリコプターは西海(黄海)上空でレーダーから忽然と姿を消します。その後、警察や海洋警察による大規模な捜索活動が行われたものの、ヘリコプターの残骸はおろか、搭乗者の遺体や遺留品は一切発見されないまま捜索は打ち切られることになりました。
このヘリコプター事故は、単なる機体トラブルや事故死として片付けられるものではありません。コン会長による暗殺工作だったのか、あるいは二人が仕組んだ完全なる「現世からの脱出劇」だったのか――。劇中ではあえて決定的な証拠を示さず、視聴者の解釈に委ねる芸術的なオープンラストが採用されました。