SNSや大手Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋やコミュニティ掲示板)には、クエン酸掃除を試みたユーザーからの悲痛な失敗談が少なからず寄せられています。これらのリアルな声を分析すると、共通する「NGパターン」が浮き彫りになります。
最も多い失敗が「食器を入れたままクエン酸で洗ってしまった」というケースです。「食器も水垢も一緒に綺麗になれば一石二鳥」という安易な思い込みから実行した結果、アルカリ性の油汚れが酸によって固化して食器に再付着し、ギトギトの油膜が焼き付いて取れなくなったという報告が後を絶ちません。さらに、アルミ製の鍋や高級和食器、クリスタルガラス、銀カトラリーを一緒に入れてしまい、酸によって黒ずみや白濁などの不可逆なダメージを与えてしまった事例も目立ちます。クエン酸掃除は必ず「完全な空運転」で行うのが鉄則です。
また、「頑固な水垢を一気に落としたい」と大さじ5杯以上のクエン酸を大量投入した結果、翌朝ヒーターカバーに茶色いサビが浮き出て異音が発生したという報告や、酢(食酢)を代用して加熱したことで部屋中に強烈な酢酸臭が充満し、ゴムパッキンが急速に劣化したという失敗も見られます。穀物酢や果実酢には糖分やアミノ酸などの有機物が含まれているため、庫内の焦げ付きやカビのエサになります。代用する場合は純粋な粉末クエン酸に限定しなければなりません。