サザンモール六甲閉店の真相と現在の全貌!テナント変遷と最新評価

サザンモール六甲閉店の真相と現在の全貌!テナント変遷と最新評価

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サザンモール六甲が「衰退した」「潰れたのではないか」と誤解される最大の引き金となったのは、開業当初のシンボルであった大型インテリア旗艦店の相次ぐ移転・閉店でした。かつてこの場所には、ハイセンスな家具・輸入雑貨で絶大な支持を集めていた「ACTUS(アクタス)」をはじめ、広大な売り場を構えるインテリアショップが集結していました。当時の神戸市民にとって、新生活や模様替えといえば「とりあえず新在家のサザンモールへ行く」ことが一種のステータスだった時代があります。

ところが2010年代以降、大型家具の購買行動は劇的なパラダイムシフトを迎えました。都心部・ベイエリア(神戸ハーバーランドumieなど)への大型商業集約、さらにニトリやイケアといった低・中価格帯メガストアの台頭、そしてEC市場の急拡大です。業界関係者の分析によると、「広大な面積を必要とする割に購買頻度が数年に一度という大型家具モデルは、郊外ロードサイド・準都心施設において坪効率の維持が急速に困難になった」という冷酷な商業力学が働いていました。

結果として核テナントが相次いで撤退した時期、一時的に空床エリアや工事フェンスが目立ったことが、「サザンモール六甲が閉店するらしい」という過剰な風評をネット上に生み出す原因となりました。しかし運営サイドは無秩序に衰退を受け入れたわけではありません。巨大商圏から客を呼ぶ家具モールから、「日常的に週1〜2回通う灘区・東灘区住民」および「明確な目的意識を持つペットオーナー層」を囲い込む特化型モールへの戦略的脱皮へと舵を切ったのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。