メガイベントの極限状態。そう形容するにふさわしいのが、現在進行中の2026年北米大会だ。アメリカ、カナダ、メキシコにまたがる16都市で試合が分散開催され、移動距離はもはや国内旅行の域を完全に超えている。ニューヨークからメキシコシティへの移動だけで、選手もサポーターも時差と気候の変化に翻弄される。
FIFA(国際サッカー連盟)が本戦の出場枠を32から48に増やしたことで、試合数は従来の64試合から104試合へと急増した。チケット収入や放映権料は過去最高を記録する見込みだが、現場の悲鳴は小さくない。移動による疲労はパフォーマンスに直結する。この巨大化路線が本当に正しかったのか、大会後の検証が待たれる。