華やかな魅力の裏で、「納車されて数か月で手放してしまった」「別のバイクにしておけばよかった」と吐露するライダーが後を絶ちません。検索キーワードに現れる「カワサキ中型バイク後悔」という不安の正体を解き明かすと、主に3つのミスマッチに集約されます。
盲点1:4気筒スーパースポーツの「排熱」と「ポジションの辛さ」
Ninja ZX-25RやZX-4Rを「見た目の格好良さと4気筒の音」だけで選んだライダーが最初に直面するのが、夏場の排熱とセパレートハンドルの前傾姿勢です。特にフルカウルで覆われた高回転型4気筒エンジンは熱の籠もりが激しく、真夏の渋滞路ではフレームやカウル越しに強烈な熱風が太ももを直撃します。また、長時間のツーリングでは手首や腰への負荷が蓄積しやすいため、「週末にのんびり下道カフェ巡りをしたい」といった用途には不向きです。
盲点2:エリミネーター400の「フォワードポジションと腰への直撃」
足つきが抜群なエリミネーターですが、ステップ位置が前寄りに配置されているクルーザー特有のライディングポジションには注意が必要です。ネイキッドのようにステップへ全体重を分散して踏ん張ることが難しく、上半身の体重がすべてシート(尾てい骨まわり)に集中します。路面の段差からの突き上げがダイレクトに腰へ響くため、「長距離ツーリングに出かけると腰痛がひどい」と悩むオーナーも散見されます。
盲点3:400ccクラスの維持費と車検の心理的プレッシャー
「250ccと400ccはそこまで維持費が変わらない」という言説がありますが、精査すると明確な差が存在します。カワサキ400cc維持費を試算すると、2年ごとの車検費用(法定費用+点検代行で約4万〜6万円)、軽自動車税(年額6,000円。250ccは3,600円)、さらにハイグリップタイヤを履くモデルではタイヤ前後交換で4万〜6万円の出費が定期的に発生します。走行距離が多いライダーほど消耗品や車検のランニングコストが重くのしかかり、所有の負担感に繋がるケースがあります。