ネット空間で「秋吉久美子 病気や怪我」「生きているか」というワードが浮上するたびに、SNSや匿名掲示板では「重い病を患って長期入院しているのではないか」「かつて撮影現場で大怪我をして引退状態なのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交います。しかし、これらは事実の歪曲による明確な誤認です。
第一に、秋吉久美子さんは過去に仕事の過密スケジュールや体調不良で休養を取ったことはあるものの、生命に関わる重篤な疾患(末期がんや心不全など)の罹患歴は一度も公表されていません。同世代の名女優たちが相次いで鬼籍に入った際、追悼番組やニュース映像に秋吉久美子さんがコメントを寄せる姿が放送されると、流し見していた視聴者が「秋吉久美子自身が亡くなったニュース」と勘違いしてSNSに書き込むという事象が幾度となく観測されています。
第二に、「知性派女優」としてのシフトチェンジがもたらした認知のギャップです。彼女は2007年に50代で早稲田大学大学院公共経営研究科に入学し、2009年に修士課程を正規に修了しています。芸能活動の軸足を単なるテレビドラマのレギュラー出演から、社会問題への提言、芸術選考委員、講演会、エッセイ執筆などへと高度化させたため、日常的に民放ドラマを見ているライト層から「姿を見なくなった=死亡あるいは重病」と誤解されてしまったのが真相です。