「ダイタクとはどのようなコンビなのか」という問いに対して、演芸関係者の多くは「吉本興業屈指の正統派しゃべくり漫才師」と即答します。まずは、コンビの根幹をなす基本プロフィールと生い立ちを整理します。
コンビ名は二人の本名である「大(だい)」と「拓(たく)」をそのまま組み合わせたもの。吉本興業の双子芸人として2008年に結成され、NSC東京校14期生としてキャリアをスタートさせました。同期にはEXITのりんたろー。や相席スタートの山添寛、ネルソンズ、カゲヤマなど、現在のバラエティや賞レースを牽引する実力派が顔を揃えています。
二人は熊本県熊本市の出身で、県内有数の進学校である熊本県立済々黌高等学校を卒業しています。高校時代は二人揃って野球部に所属し、厳しい規律の中で青春を過ごしました。高校卒業後、兄の大は熊本大学理学部へ進学(のちに中退)、弟の拓は調理師専門学校を経て社会人経験を積むなど、一度は別々の道を歩みながらも、お笑いの世界を志して東京のNSCで再び合流したというユニークな経歴を持っています。
公式の芸歴データと取材証言によると、二人は幼少期から呼吸を合わせて漫才のようなやり取りを日常的に行っていたとされます。単なる思いつきでお笑いを始めたのではなく、血縁ならではの以心伝心と、論理的思考に裏打ちされた構成力が、下積み時代から異彩を放っていました。