船越が再婚に対して慎重な姿勢を崩さない最大の要因は、自身の結婚歴における痛烈な経験にあります。2001年に結婚したタレント・松居一代との生活は、2017年に動画投稿サイトを巻き込んだ前代未聞の泥沼離婚騒動へと発展しました。
当時、連日のようにセンセーショナルな告発動画やブログ発信が繰り広げられ、船越自身は心身ともに極度の疲弊を強いられました。調停の末に2017年12月に離婚が成立したものの、この一件が船越の人生観と結婚観に決定的なパラダイムシフトをもたらしたことは間違いありません。
当時の特番インタビューや手記で垣間見えたのは、「婚姻制度という契約が、時に互いの自由や尊厳を著しく奪いかねない」という深い警戒心です。前妻との間で生じた過度な干渉や共依存的な葛藤を教訓に、船越は「互いに自立した個人として寄り添う関係」を渇望するようになりました。これが、松下との関係において「入籍を急がない」という選択の根底にあります。