二人の関係が急速に深まるきっかけとなったのは、1999年の夏でした。当時、音楽番組『SMAP×SMAP』や歌番組での共演経験はあったものの、本格的な接点を生んだのは共通の知人を介したサーフィンでした。大波に挑む真摯な姿勢と、自然体で飾らない互いの人間性に強く惹かれ合ったと当時の関係者は証言しています。年齢差は工藤静香が2歳年上(1970年4月生まれの工藤に対し、木村は1972年11月生まれ)であり、芸能界の荒波を先んじて生き抜いてきた彼女の芯の強さが、多忙を極めていた木村の精神的支柱となったとされています。
そして2000年11月23日、さいたまスーパーアリーナでのライブ終了後、木村拓哉は単独で緊急記者会見を開きました。当時28歳、絶頂期にあった国民的アイドルが自らの口で結婚と新たな生命の宿りを公表した姿は、列島を揺るがすニュースとなりました。報道陣からの「お相手は工藤静香さんですか?」という問いに対し、迷いなく放たれた「それ以外、誰がいるんですか?」という潔い返答は、現在も日本の芸能史に残る名言として語り継がれています。