全125回の放送を締めくくるちむどんどんの最終回ネットの感想は、期待された感動のフィナーレとは裏腹に、再び激しい賛否両論を巻き起こす結果となりました。
最終週では、長年不治の病のように描かれていた妹・歌子(上白石萌歌さん)の体調が急変し、生死の境をさまよいます。しかし、暢子が浜辺で「歌子を助けて!」と叫び、家族全員で祈りを捧げると、次の瞬間には奇跡的に熱が下がり全快するという展開が描かれました。さらに物語は一気に202X年の現代へと飛び、登場人物全員が白髪混じりの姿で笑顔で食卓を囲む大団円を迎えたのです。
この結末に対するちむどんどんの伏線回収の評価は、極めて二極化しました。肯定派からは「沖縄の家族が長い苦難を乗り越えて一つになれた美しいラスト」「美しい海と料理で温かい気持ちになれた」という声が上がった一方、多くの視聴者からは以下のような疑問が噴出しました。
第一に、歌子の長年の病名や原因が最後まで一切明かされず、精神論と祈りだけで治癒したことへの医学的・物語的リアリティの欠如です。第二に、ニーニーが過去に背負った莫大な借金の返済実態や、詐欺師への対処など、これまでのトラブルの顛末が「歳月が流れた」という理由でうやむやに処理された点です。伏線を論理的に回収するのではなく、力技でハッピーエンドに持ち込んだ作劇に対し、「最後まで反省会タグの期待を裏切らなかった」という皮肉交じりの総括が多く見られました。