二人の破局を語る上で避けて通れないのが、反町隆史の歴代彼女の系譜と、1998年の『GTO』で共演した松嶋菜々子の存在です。1999年に入ると反町と松嶋の交際が表面化し、2001年2月には日本中を驚かせた結婚発表へと至りました。この展開の早さから、一部メディアやファンの間では「松嶋菜々子による略奪愛だったのではないか」という憶測が長年にわたって囁かれることになります。
しかし、当時のタイムラインを精緻に検証すると、この略奪説は事実無根のゴシップである可能性が極めて高いことが分かります。反町隆史と親交のあった業界関係者によれば、反町は非常に義理堅い性格で知られており、松嶋との交際を本格化させる前に、稲森との関係を完全に解消していたと明かされています。
松嶋菜々子との交際が本格化したのは『GTO』終了から半年以上が経過した1999年秋頃とされており、稲森との話し合いはそれ以前に決着がついていました。センセーショナルな見出しを好む芸能メディアによって「三角関係」「略奪」というドラマチックな図式が作られてしまっただけであり、当事者間においては誠実な手続きが踏まれていたのです。