TBSドラマ版が広く知られていますが、映像化の歴史を語る上で欠かせないのが、1995年の実写映画版で主演を務めた内田有紀さんと、1996年アニメ版で声を担当した持田真樹さんの存在です。
1995年公開の東映映画版は、当時ボーイッシュなショートカットと抜群のスタイルで国民的人気を誇っていた内田有紀さんが牧野つくしを演じました。F4には、道明寺司役に谷原章介さん、花沢類役に藤木直人さんという、現在も第一線で活躍する豪華な顔ぶれが揃っていました。内田さんが見せた快活でスポーティーなつくし像は、実写化の第一歩として強いインパクトを残しています。
また、全51話が放送されたテレビアニメ版では、女優・歌手として活動していた持田真樹さんが抜擢されました。持田さんの透明感あふれる声質と、感情豊かなセリフ回しは、原作の持つ少女漫画特有の瑞々しさと切なさを際立たせ、アニメファンから高い評価を受けました。これらの先行作品があったからこそ、キャラクターの魅力が多角的に深掘りされていったと言えます。