2階建て新幹線はなぜ廃止に?Max引退の真相と最高速度の壁に迫る

2階建て新幹線はなぜ廃止に?Max引退の真相と最高速度の壁に迫る

2階建て新幹線はなぜ廃止に?Max引退の真相と最高速度の壁に迫るに関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご確認ください。

Q1:なぜ東海道新幹線ではなくJR東日本(上越・東北)だけにオール2階建て新幹線が存在したのですか?
A1:東海道新幹線は当時から運転本数が極めて多く、最高速度の異なる車両を混在させると全体のダイヤが破綻してしまうためです。また、JR東海は全列車のドア位置や座席配置を完全に統一して運用効率を最大化する方針をとっていたため、特殊構造のオール2階建て車両は導入されませんでした(一部車両のみ2階建ての100系は過去に存在しましたが、同様に高速化の過程で引退しました)。対照的に、JR東日本は新幹線通勤ラッシュのピーク輸送に対応する必要に迫られていたため、定員を最優先したオール2階建ての導入に踏み切ったという経緯があります。

Q2:E4系Maxのラストランはいつで、現在はどこかで実車を見ることができますか?
A2:定期運行は2021年10月1日に終了し、同月中に運転された旅行商品専用の臨時列車をもって完全引退となりました。現在、E4系の先頭車両(P1編成の東京寄り先頭車:E444-1)が新潟県新潟市にある「新津鉄道資料館」に静態保存されており、往年の雄姿を間近で見学することができます。

Q3:現在、日本国内で2階建ての列車に乗ることはもうできないのですか?
A3:新幹線のオール2階建て車両は消滅しましたが、在来線では現在も乗車可能です。JR東日本の首都圏主要路線(東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、常磐線、中央線など)に連結されている「普通列車グリーン車」はすべて2階建て構造を採用しています。また、近鉄特急「ビスタカー」の階上・階下席など、私鉄の観光特急でも2階建ての旅を楽しむことができます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。