なぜ予約殺到?上高地ルミエスタホテルが選ばれる理由と極上フレンチの真相

なぜ予約殺到?上高地ルミエスタホテルが選ばれる理由と極上フレンチの真相

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上高地ルミエスタホテルの歴史を紐解くと、明治時代まで遡ります。かつて文人墨客や黎明期の登山家たちに愛された「清水屋旅館」が原点であり、後に「上高地清水屋ホテル」としてその名を全国に轟かせました。英国人宣教師ウォルター・ウェストンが日本アルプスを世界に紹介した際にも深く関わった由緒ある系譜を持っています。2014年、歴史の重みを大切に継承しながら、フランス語の「Lumière(光)」とスペイン語の「Siesta(休息)」を掛け合わせた現在の「上高地ルミエスタホテル」へとリブランドされました。

この宿が誇るもう一つの財産が、梓川のほとり、田代橋とウェストン碑の中間に位置する絶妙な立地環境です。観光客でごった返す河童橋から徒歩約15分から20分ほど離れているため、日中の喧騒が届きません。昼間はエメラルドグリーンに輝く梓川のせせらぎと野鳥のさえずりが耳を癒やし、夕刻以降は宿泊者だけの静寂に包まれます。

特筆すべきは、夜間に体験できる「梓川の清流と満天の星空」です。人工的な街明かりが徹底的に排除された上高地において、梓川の開けた河原は絶好の天体観測スポットとなります。空気が澄み渡る夜、頭上に広がる天の川や無数の流れ星を仰ぎ見る時間は、まさに人生観が変わるほどの美しさです。ホテルロビーでは天体望遠鏡の設置や星空案内など、自然の美しさを最大限に楽しむための心憎い演出が施されています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。