グローバル化によって、世界中の大都市で同じようなコンテンポラリー料理が食べられるようになった。ニューヨークでもパリでも、ミニマルな盛り付けと発酵のエッセンスを散りばめたコースが溢れている。そんな画一化されたガストロノミーに退屈した世界の富裕層が、最終的に辿り着くのがここだ。
イタリアへの深い敬意を払いながら、日本という風土の豊かさを決して手放さない。頑固な職人気質と、銀座という街が要求する最高峰のホスピタリティの融合。流行を追うことをやめ、己の信じるクラシックを研ぎ澄ませ続けた結果が、世界基準の独自性へと結実している。