なぜこの20年以上前のワンシーンが、令和の現在に至るまで廃れずに使われ続けているのでしょうか。その背景には、SNSや動画文化と極めて相性の良い「構文としての使い勝手の良さ」があります。
現在ネット上で見られる主な使われ方は、大きく分けて次の3パターンです。
1つ目は「神業への純粋なリスペクト」です。eスポーツの超絶プレイやプロスポーツ選手の神がかり的なフェイントなど、スロー再生して初めて分かる凄技に対して称賛の意味を込めて使われます。
2つ目は「些細な変化への自虐・ネタ指摘」です。「友人の髪型が1ミリ変わった」「アニメの作画で1フレームだけ背景に小ネタが仕込まれていた」といった微細すぎるポイントを取り上げ、「〇〇、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」と大げさにイキるパロディです。
3つ目は「死亡フラグとしての引用」です。自信満々に調子に乗った発言をした直後に手痛いしっぺ返しを食らうようなシチュエーションで、オチをつける定型句として愛用されています。