大手グルメポータルサイトやSNSの新大阪駅東口・西口の居酒屋口コミを精査すると、旅行者の書き込みと地元住民の評価の間に顕著なギャップが存在することが分かります。
最も多い誤解が、「新大阪駅周辺にはチェーン店しかなく、大阪らしい情緒あふれる大衆酒場が存在しない」という言説です。これは新大阪駅がビジネス街として開発された西口側の印象が強く先行しているためです。実際には、JR東口を出て細い路地に入ると、創業数十年を誇る老舗の海鮮居酒屋や、カウンター越しに揚げたてを1本ずつ提供する串カツ専門店が軒を連ねています。
もう一つの盲点は、「駅構内の居酒屋はどこも行列で入れない」という先入観です。確かに新幹線の乗降ピークとなる18時〜20時は混雑しますが、フロアによって混雑率に大きな差があります。新幹線改札に直結する2階・3階のフロアに客が集中する一方、地下1階に位置する飲食街エリアは比較的回転が早く、時間帯によっては待ち時間ゼロでカウンター席に案内されるケースも珍しくありません。移動前の貴重な時間を無駄にしないためには、フロアごとの混雑傾向を把握しておくことが極めて重要です。