「日東駒専」と一口に括られるものの、各大学の学部系統によってその難易度は大きく異なる。特に日東駒専の文系理系の序列には明瞭な特徴が存在し、受験生が知っておくべき実質偏差値には開きがある。
駿台予備学校、河合塾、東進ハイスクールなどの最新公開データを統合・分析した結果を基に、日東駒専各大学のポジショニングと指標を整理したのが以下の比較表である。
日東駒専の偏差値ランキングを総括すると、文系学部における頂点は東洋大学の文学部や国際学部、日本大学法学部の一部学科であり、偏差値55.0〜57.5前後に達する。これはMARCH下位学部のボーダーラインと完全に重なり合うゾーンだ。
理系に目を向けると、構図は一変する。日本大学は駿河台と船橋に広大な拠点を構える「理工学部」をはじめ、「生産工学部」「工学部(福島県郡山市)」と3つの工学系学部を有し、1学年で数千人規模のエンジニアを輩出する理系メガ組織を誇る。これに対し、東洋大学は赤羽台のINIAD(情報連携学部)や川越の理工学部で存在感を示すものの、伝統的な学科構成と企業へのパイプの太さでは日本大学理工学部の評価が根強い。駒澤大学には医療健康科学部(診療放射線技師養成)があるのみで、専修大学はネットワーク情報学部(文理融合)に限定されるため、理系総合力における序列は「日本大学 > 東洋大学 >> 専修大学 > 駒澤大学」という明確な棲み分けが成立している。