現在、日本の周辺海域は「防衛の盾」から「エネルギーと戦略物資の供給地」へとその役割を急拡大させています。
象徴的なのが南鳥島沖のEEZ内に眠るレアアース泥の商業化プロジェクトです。水深約6,000メートルの深海底から次世代ハイテク産業に不可欠なジスプロシウムやテルビウムなどを連続揚泥する技術開発が進められており、特定の輸入国に依存しないサプライチェーンの確立に向けた試金石となっています。
さらに日本海側では、表層型メタンハイドレートの実証実験や洋上風力発電の大規模展開が本格化。かつて単なる漁場や航路として捉えられていた周辺海域は、脱炭素とエネルギー自給を両立させるための最重要フロンティアとして位置づけ直されています。