「足の裏が異常に熱くて、アイス枕に足を乗せないと気が狂いそうになる」「冬場で部屋は寒いのに、足先だけが燃えるようで布団を掛けられない」――SNSや大手Q&Aサイトの医療健康コミュニティには、夜間の足の熱感に苦しむ切実な投稿が年間を通じて無数に寄せられています。
厚生労働省の国民健康・栄養調査や睡眠関連の疫学データを照らし合わせても、成人の約2割以上が「入眠困難」を抱えており、その要因の一定割合に手足の温度調節異常が関与していることが示唆されています。現場の臨床医のもとを訪れる患者の手記や問診票でも、「眠いのに足がカッカして覚醒してしまう」「夜中に熱さで目が覚めて保冷剤を取りに冷凍庫へ走る」という行動パターンが頻繁に語られます。しかし、この「冷やしてその場をしのぐ」対症療法こそが、翌日以降のさらなる睡眠破壊を引き寄せる引き金になっているのです。