「あ〜果てしない 夢を追いかけ…」というフレーズは、今や日本人なら誰もが口ずさめるフレーズとなった。だが、この詞に込められた真の情念を知る者は多くない。大都会東京への強い憧れと、それに比例する圧倒的な孤独感。博多や佐世保という地方の街で泥くさく音楽を紡いできた彼らが、巨大な都市の呑み込まれそうな冷たさに直面した実体験が、そのまま歌詞のリアリティとなっている。
高度経済成長を経て急激に都市化が進む当時の日本において、地方から夢を抱いて上京した若者たちの心に、この歌詞は強く刺さった。寂しさを抱えながらも前を向いて生きる都市生活者の哀愁と野心が、重厚なロックサウンドに乗せて描かれているのだ。