デジタル化と個人主義が進む2026年現在の韓国において、この風習はどのように受け止められているのでしょうか。ソウル市内の大学に通う留学生コミュニティや、大手ポータルサイトのコミュニティ掲示板で語られるリアルな声を検証しました。
「地方からソウルに出てきて一人暮らしを始めて3年目。誕生日の朝、母から『ミヨックッは食べたの?』とカカオトークで連絡が来る。コンビニでレトルトのミヨックッを買って温めて食べた瞬間、普段は言えない『お母さん、生んでくれてありがとう』という言葉が自然と送れた」(20代・大学生男性)
「韓国人の夫と結婚して初めて迎えた夫の誕生日、洋風のケーキとステーキを用意したら、義母から『朝にミヨックッは作ってあげたの?』と電話で確認されて驚いた。韓国においてミヨックッは料理の一品ではなく、家族としての愛情の義務教育のようなものだと実感した」(30代・日韓夫婦の日本人女性)
また、韓国のメッセンジャーアプリ「KakaoTalk」のギフト機能(プレゼント送信機能)では、誕生日の友人に「フリーズドライやレトルトの高級ミヨックッセット」を気軽に贈るトレンドが定着しています。直接会えなくても「誕生日おめでとう、ミヨックッを飲んで温まってね」というメッセージを添える文化は、形を変えながらもしっかりとZ世代やα世代に継承されています。