品川の食を語る上で外せないランドマークが、メインタワー1階に広がる「LUXE DINING HAPUNA (リュクス ダイニング ハプナ)」だ。巨大な滝が流れる吹き抜け空間に、水と光のデジタルアートが揺らめく。約400席を誇る日本最大級のホテルビュッフェは、常に進化を止めない。
オープンキッチンから漂う香ばしい香りの主は、名物のローストビーフだ。低温でじっくりと火を入れ、シェフがゲストの目の前で一枚ずつ丁寧にカッティングする。肉汁を閉じ込めた赤身のしっとり感、脂の甘みは格別だ。茹で上げのズワイ蟹が並ぶシーフードバー、季節の厳選素材を目の前で揚げるサクサクの天ぷら、そしてパティシエが注文ごとに仕上げる搾りたてモンブラン。どれをとっても妥協のないクオリティが貫かれている。
今年ハプナが打ち出すテーマは「サステナブル&ライブ・ガストロノミー」。全国の契約農家から届く規格外野菜を活用した色彩豊かなオードブルや、温室効果ガス排出量に配慮したプラントベーススイーツなど、現代の食卓に求められる倫理観と贅沢さが見事な調和を見せる。ただお腹を満たすだけでなく、知的好奇心と五感を揺さぶる体験がここにある。