今回、本誌が国内外の独自調査とファンへの聞き取りをもとに分析したところ、世代間で「推しキャラ」に対する明確なギャップが存在することが判明した。1990年代の初代ブームをリアルタイムで体験した30代〜40代の層では、お世話の難易度が高かった「たらこっち」や「ぎんじろっち」など、哀愁漂うクラシックキャラへの郷愁を込めた一票が集中。一方、10代〜20代を中心とするデジタル世代では、映えるデザインのキャラクターやアニメでの活躍頻度が高いキャラクターが上位を独占している。
また、玩具業界関係者の間で語り継がれる裏話として、開発初期のドット絵制作における「制約が生んだ偶然の産物」がある。限られた画素数の中で個性を表現するため、あえてシルエットを極端に変形させた結果、くちぱっちの口元やめめっちの巻き毛といった象徴的なパーツが誕生したという。完璧な計算ではなく、制限との戦いから生まれたデザインの妙こそが、何世代にもわたって世界中の愛好家を惹きつけてやまない秘密と言えるだろう。