大手予備校(駿台・河合塾)が公表する最新データを総合すると、旧帝大内部には歴史と難易度に起因する明確なグラデーションが存在します。入試における共通テストのボーダー得点率および二次試験の偏差値水準から導き出される序列構造は以下の通りです。
最上位に君臨するのは東大・京大の2強です。共通テストボーダーは85%〜90%を超え、文系・理系を問わず記述式の二次試験で卓越した論述力が要求されます。これに続くのが、関西圏の優秀層を惹きつける大阪大学です。近年は国際卓越研究大学の選考や先端融合研究の評価も高く、難易度は京大に迫る勢いを見せています。
中核を形成するのが、中部圏の圧倒的盟主である名古屋大学と、卓越した研究実績を武器とする東北大学です。名大はトヨタグループをはじめとする中部財界の強力な支持を背景に手堅い難易度を保ち、東北大は新課程下でも理系トップ層からの志望が集中しています。そして、広大なキャンパスと地域中枢の役割を担う九州大学・北海道大学が続きます。
文系と理系の難易度格差に着目すると、文系学部は依然として東大・京大への一極集中傾向が目立つ一方、理系学部(特に工学・情報・農学系)においては、地方旧帝大であっても旧帝大ブランドが極めて強固です。共通テストで最低でも75%〜80%以上を確保しなければ、出願の土俵に上がることすら困難な設計となっています。